ナオト・インティライミ「世界よ踊れ」(幻冬舎文庫)

アーティストであるナオト・インティライミさんが24歳のころに世界を旅した記録を
まとめたエッセイ。
書店で見つけて何気なく手に取ったのですが、まさにゼロ年代の「深夜特急」とでも
いうべき、とても素敵な本でした。
旅日記としても楽しめるし、なにより、ナオトさんがいろいろな国をめぐる中で
感じた思いが素直に綴られていて、共感・感動することしきり。
わたしも去年のイギリス出張を期に、遅咲きながら旅のすばらしさに目覚めたところで、
この本を読んで、また旅に出たい気持ちがむくむくとわいてきました。
彼も同じようなことを書いていましたが、本当に、いつ死ぬかなんてわからないので、
今このときに、世界を見ることもふくめ、やりたいことをせいいっぱいに、と思います。